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お姉ちゃんがポニーテールでなかったことがとてもくやまれます(いきなり)
やっぱり絵は可愛いですね。小山ちゃんを見た瞬間るれろさん! とか思ってしまったりして。
オチは西尾さんにしてはありきたりかもと思ってしまった。後ちまいころの絵はあんま可愛くなかったなあ。
お姉ちゃんの読んでる本とか口癖とか、妹ちゃんのストラップとか、地味なところに一々萌えてました。
欲を言うなら妹ちゃんのヤンデレ具合をもう少し前面に出し(ry
何か少年漫画ーって閉め方だったような気が(そりゃジャンプだから)
もう少しページ数があったほうがよかったかもしれないなあと思いつつ。
今からまた宴会です。親戚何人いるのか問い詰めたい。
「うちは分家やけこんなもんやねー」と祖母の口から出たことに軽く引いてます。
本家とか分家とか言うほど大きな家だったんかい。初耳だよ。
で、本当は川獺総攻の6、川喰をやりたいところなんですが、書く暇がないので先に蝶鴛をあげます。
微裏祭微裏祭。
やっぱり日記オンリ更新だと拍手数下がってるな、と今日確認しにいって思いました。
どっちにしろ書くだけなんだけどね、私は。
* * * * *
真夜中――だった。
そんな時間に自分が起きていたのは、別に何かを予感してのことではない。
ただ、任務に出た恋人――その言い方は今だに少し照れくさい――を、待っていただけのことだ。
頼まれていたわけではないけれど。
初めてとも言える、独りきりの任務に出ている彼女を待っていた。
単に、心配だったからである。
――帰ってきた。
部屋に帰ろうとしている彼女に、自分の部屋から身を乗り出して声をかける。
「鴛鴦」
「――蝶々……?」
「お疲れ」
彼女の姿を、月が照らして――目を腫らした、顔が見えて。
「!? 鴛鴦!? 任務、」
「成功したわ――騒がないで」
声は厳しく――しかし、弱弱しい。
任務に成功したというのに、どうして。
一歩一歩、彼女に近づく。
「どう――したんだ」
「どうもしないわよ」
彼女の姿は、いつものしのび装束ではない。
艶やかな、着物だった。
よく似合っている――綺麗だ。
胸元はしっかりと、過剰な程にあわせられていて。
伸びた首筋に、赤い痣。
それが打撲によるものではない事は、十二分に理解が行った。
「まさか」
「その、まさかで合ってると思う」
諦めたような声で彼女は言う。
疲れてしまったように、彼女は言う。
どうして。
「お前、何で俺に何も言わないんだよ……っ」
「言えばあんたがどうにか出来たの」
「っ」
「出来ないでしょう。よしんば出来たところで、別の子に嫌な役目押し付けてそれで満足なわけ? これから永遠にそうし続けていくわけ? ――しのび、なのに」
しのびだけど、鴛鴦だ。
しのび以前に――自分の、好きな人なのに。
「……お前が泣くぐらいなら、他の人間に泣いてほしかったよ」
最低だな、と呟く。
本音だったからこそ、最低だった。
鴛鴦は言う。
「慰めないでよ」
「鴛鴦」
「あたしがどんな風に触られてどんな風に抱きしめられてどんな風に口付けられてどんな風に感じさせられてどんな風に犯されたかなんてわからないんだから、わかっちゃいけないんだから、わかるわけないんだから、慰めないでよ」
それは静かな叫び、だった。
泣いて、いる。
彼女はそのまま部屋に入っていった。
自分は急いで追って――彼女の部屋に、無理矢理入る。
「入らないで」
「鴛鴦」
距離をつめた。
逃げるように離れる彼女を押さえつける。
そして口付けた。
「蝶っ……!」
「お前がどんな風に触られてどんな風に抱きしめられてどんな風に口付けられてどんな風に感じさせられてどんな風に犯されたかなんてわからないし、わかったふりもしないし、わかるわけもないけど」
わからないけれど。
彼女の苦しみがわかるなんて、欺瞞で――ただの傲慢だけれど。
「忘れろ何て安易に言えないし、割り切れなんて安直に言えないし、軽はずみに慰めもできないけど」
「ならっ」
再び、塞ぐように口付ける。
「今は――俺がお前にどんな風に触れてどんな風に抱きしめてどんな風に口付けてお前をどんな風に抱くのか、それだけ見てろよ」
「っ」
「そいつの感触忘れるまで、俺は何回でもお前を抱く」
返答が無く――抵抗も無い。
自分は黙って、相手の残したのだろう、醜い痣のついた綺麗な肌に舌を這わせた。
* * * * *