二件目

勉強飽きてしまったので、本語り。まず今日読み終わった本。続きに京極夏彦語り（笑）

・死神の精度 / 伊坂幸太郎

ハードカバーで出た当時、伊坂さんの存在を知らず、書店で一話目のみ立ち読みした思い出の一品。
あの当時私いくつだったんだろう。思い出せませんが、文庫になったので久方ぶりに読みました。
やっぱいいよね、伊坂さん。伊坂さんの本を読んだ後の私の状況は「恍惚」或いは「酩酊」です。
独特の世界に酔わされる。何か気分がファンタジーに気分が浮かれる。

ちなみに京極さんの本は読んだ後「放心」とか「呆然」って感じになります。
目まぐるしく情報が入ってくるから、その処理に一時何もしなくなる。
でも好き。京極夏彦は大好き。愛してる。
クラスメイトに誰彼構わず勧めたい。携帯小説読む暇あったら夏彦読めと言いたい。
ただ、この夢を友人に語ると「ハードル高えよ」といわれました。
でも面白いと思うんだよなあ。薀蓄があれだけ面白い本は稀ですよ。
私らの世代には早いとかそんな事はないと思うよ。面白いもの。

そういえばこの間、魍魎の映画見に行った時の話です。
早い回だったからか、田舎だったからか、私含めて八人ぐらいしかいなかったんですよ、シアターに。
そうしたら同じ列に座っているおば様二人が

「あの子いくつかしらー」
「そうねえ……高校生ぐらい？」
「そのぐらいでも読んでるのねー」
「そんな訳ないわよ。どうせ何となく映画見に来たとかじゃないのー」

読んでますが何か？

と、少しだけ憤りを感じました。若輩なめんな。ていうか声がでかいのよお二方。
まあ、この程度で腹が立つ自分は青いなあと思いますがね。こういう青さは別に嫌いじゃない。
更に腹の立つ事に、この後子供の活字離れがどーとかこーとか言い始めやがりましてね。
言うのはいいんですが、声が大きいんだよと。
何だ。あてつけのつもりか。私は活字離れできていない十代だぞ（誇る事ではない）

……皆京極夏彦読めばいいんだ……（またお前）
ところどころ飛ばしてでもいいからとりあえず全巻読めばわかるよ。
ちなみに一番好きなのは魍魎。次が鉄鼠。三番目が……ジャミかウブメかオンモラキか狂骨（多いな）

おんもらきは、関口先生の格好良さが異常値です。だから先生ファン的には押したい所だけど、作品としての完成度はそこまで高くないと思うのよね……京極作品中唯一、この話だけはトリックがわかりましたし。
ウブメは、やっぱり一作目の衝撃があるもんなあ。あそこが原点だ。
ジャミは全体的に好きだけど、これ、って言う物はなかったかなあという感じで。
狂骨は、後半は大好きなんですが、冒頭部分のいさま屋さんパートののんびり具合に痺れを切らしてしまった。

……京極夏彦は幾らでも語れる気がする。

こっから腐りありの語り。


キャラクターは関口先生が一番好きです。二番目が京極堂と木場さん。三番以降ダンゴ。
榎木津さんが結構苦手＾＾　じゃみでは良いなあと思ったけど。
基本的に完璧キャラ最強キャラは敬遠の方向にある。

七実さんは病弱だからok、哀川さんは最初ドン引きだったけどネコソギで惚れた、クレアさんはシャーネとのラブっぷりにときめいた。後誰か居たっけ、強い人……こんなもんか？

閑話休題、だから榎さんは結構苦手だというお話。サブで出てくるのはいいと思う。
榎木場榎も割と。榎京だけは苦手だなあ。唯一といっていい苦手カプ。
関口先生受けは好きなので、榎関は好きです。一番は京関。

敦っちゃんの初恋は兄貴でその次は関口先生だったらいいと思っている（待て）
関←敦←三人組　が好み。

鳥口君と青木君と益田さんは仲良しだったらいいなー程度。

後三十路ごえ四人組が仲良くつるんでるの見ると和みます。楽しい。
……つーか長いですね。読んでくださった方はおられるのか……では、勉強します。