日々考えている事とか考えていない事とか。
各種ネタバレ取り揃えております。
人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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気分のノった時に書くのが一番だというのが持論であります。
反転学園物、七蟷です。反転でやる必要はあるかっていうと無いです。僕は楽しいですが。
あ、そうそう。反転七実さんを自分で描いたら誰かに似てるなーと思ってたんですが、復活の雲雀さんに酷似していることに気が付きました。前髪が同じなんですよね、多分。
反転学園物、七蟷です。反転でやる必要はあるかっていうと無いです。僕は楽しいですが。
あ、そうそう。反転七実さんを自分で描いたら誰かに似てるなーと思ってたんですが、復活の雲雀さんに酷似していることに気が付きました。前髪が同じなんですよね、多分。
* * * * *
「蟷螂さんの爪が好きです」
机に肘をついて、女の手をとり、じっくりと観察して――鑢七実は、そう呟いた。
「綺麗ですよね」
「そうか?」
「とても、綺麗です」
溜息をついてから、男は「剥いでしまいたいぐらいです」と言った。
「剥いでもいいですか?」
爪に優しく手が掛ける。
女は何も言わなかったが、現状維持は一種の肯定だった。
「痛いと思いますよ、爪を剥いだら。七花が言っていました」
「ぬしは妹の爪を剥いだりしていたのか……」
「だってあの子爪を噛むんですよ。それで具合が悪くなったりしたら可哀相じゃないですか」
「爪を剥がれるのも十分可哀相だが」
しばらく蟷螂の手を弄んでいた七実だったが、何を思ったのか無理矢理に人差し指を出させると――
「……!?」
口に銜えた。
「な、にを」
軽く噛んですぐに指を放すと、目を見開いている蟷螂を面白そうに見て、七実は言う。
「こうしていたら、貴女の爪が伸びて――喉を刺し貫かれるような、妄想をしました」
貴女の爪になら殺されても良いかもしれない、と呟く瞳は楽しげだ。
「もっとも、貴女に殺されるのは嫌ですけど」
ハンカチを取り出し、蟷螂に渡す。
彼女が唾液に塗れた指を拭いている間に、鞄からある物を取り出した。
「……何だそれは」
「蟷螂さんは女子の割にこういうものにうといですよね。マニキュアですよ」
彼の手元にある深緑は、手を動かすたびに緩やかに揺れる。
「実際にもらえないのだったら、せめて私に所有の証をつけさせてくださいよ」
くすくすと悪そうに笑って、マニキュアの瓶の蓋を開ける。
「お手をどうぞ?」
女は黙って手を差し出した。
* * *
「……。おい真庭」
「「「「はい」」」」
「……分かった悪かった。全員で返事するな。何であんたらそんなに固まってるんだ」
「仕方ないじゃありませんか迷彩先生。親の発情期が同時期に来てしまったんですから」
「うんうん。多感なお年頃の時にそう言うこと言うな真庭喰鮫。あんたみたいなのがいるから世の女子全員が誤解を受ける」
「みたいなのとは失礼ですねえ。わたしはその昔聖女とすら呼ばれたことがあるんですよ?」
「それは性女の間違いだ。いつか絶対シバくからな」
「ふふ、それは楽しみですねえ。千刀流ってどれぐらい凄いんですか? 正直千は多すぎると思うんですけれど。それとも単に多いものの例えですか? にしてもそんなに入りませんよねえ。多くて穴は三「よし黙れ」
「それより何。どの真庭ですか?」
「真庭蟷螂。あんた何だその爪は」
「……すみません」
「いや、すみませんじゃなくって。あんたそういうキャラじゃないだろ。別にしたって構わないけどさ、一応校則で禁止されてるから」
「いいじゃないですか。校則にはマニキュアを禁止するなんて一言も書いてませんよ?」
「学校生徒として相応しい格好をするようにと書いてあるだろ」
「爪を塗ったら相応しくないのですか? おかしいですね、おかしいですね、おかしいですね、おかしいですね。いいじゃありませんか蟷螂は普段から真面目なのですし。それぐらいは許してあげれば」
「例外や差別を認めるわけにはいかないんだよ」
「わたしは最近皆さん諦めたのか、何をしても許してもらえるようになりましたけど」
「あんたは特別だ。もう堕ちるところまで堕ちてしまえ」
「ふむ。風紀指導はあくまで学校の為ではなく生徒の為であるという建前を押し通すおつもりですね? そちらがそのつもりなら、わたしが受けて立ちましょう。存分に熱く論じ合おうじゃありませんか、ベッドの中で」
「ベッドの中である必要が何処にあるんだ……おい真庭三人。こいつどうにかならないのか」
「まとめて呼ぶなよ。それにどうにかしてどうにかなるんだったらとっくにどうにかなってるって」
「蝶々に同意」
「確かにな」
「おい身内にも見捨てられてるぞ真庭喰鮫」
「実際に捨てられてないだけマシです。ふふふ、そして貴方はもうわたしの術中にある事にお気づきなさい」
「何の話だ……」
「あと三秒でチャイムがなります」
「は『キーンコーンカーンコーン』」
「……計算どおり」
「デスノートに名前書いてやろうか?」
* * *
「叱られた割に何か楽しそうだよな、蟷螂どの」
「楽しいのではなくて嬉しいのですよ、蝶々」
「ふうん。あんたなんか知ってんのか」
「わたしは何でも知っています」
「それが事実っぽいところが怖いよな……」
* * * * *
……お粗末。愛があるか微妙なのにエロい七蟷が好きです。
四巻読み直して、やはり七←蟷は絶対じゃないかと思いました。
その前のとがめさんの事はボロボロに貶してるのに褒めすぎである。兄さん滅茶苦茶現金。
正直管理人マニキュアとかよくわからないんですが。
人が塗ってるの見るのは好きですけどね。友達が前やってた黄色が元気で可愛かったです。
自分はやらないけどね。爪以外に絶対磨かないといけないところがあると思うし。
「蟷螂さんの爪が好きです」
机に肘をついて、女の手をとり、じっくりと観察して――鑢七実は、そう呟いた。
「綺麗ですよね」
「そうか?」
「とても、綺麗です」
溜息をついてから、男は「剥いでしまいたいぐらいです」と言った。
「剥いでもいいですか?」
爪に優しく手が掛ける。
女は何も言わなかったが、現状維持は一種の肯定だった。
「痛いと思いますよ、爪を剥いだら。七花が言っていました」
「ぬしは妹の爪を剥いだりしていたのか……」
「だってあの子爪を噛むんですよ。それで具合が悪くなったりしたら可哀相じゃないですか」
「爪を剥がれるのも十分可哀相だが」
しばらく蟷螂の手を弄んでいた七実だったが、何を思ったのか無理矢理に人差し指を出させると――
「……!?」
口に銜えた。
「な、にを」
軽く噛んですぐに指を放すと、目を見開いている蟷螂を面白そうに見て、七実は言う。
「こうしていたら、貴女の爪が伸びて――喉を刺し貫かれるような、妄想をしました」
貴女の爪になら殺されても良いかもしれない、と呟く瞳は楽しげだ。
「もっとも、貴女に殺されるのは嫌ですけど」
ハンカチを取り出し、蟷螂に渡す。
彼女が唾液に塗れた指を拭いている間に、鞄からある物を取り出した。
「……何だそれは」
「蟷螂さんは女子の割にこういうものにうといですよね。マニキュアですよ」
彼の手元にある深緑は、手を動かすたびに緩やかに揺れる。
「実際にもらえないのだったら、せめて私に所有の証をつけさせてくださいよ」
くすくすと悪そうに笑って、マニキュアの瓶の蓋を開ける。
「お手をどうぞ?」
女は黙って手を差し出した。
* * *
「……。おい真庭」
「「「「はい」」」」
「……分かった悪かった。全員で返事するな。何であんたらそんなに固まってるんだ」
「仕方ないじゃありませんか迷彩先生。親の発情期が同時期に来てしまったんですから」
「うんうん。多感なお年頃の時にそう言うこと言うな真庭喰鮫。あんたみたいなのがいるから世の女子全員が誤解を受ける」
「みたいなのとは失礼ですねえ。わたしはその昔聖女とすら呼ばれたことがあるんですよ?」
「それは性女の間違いだ。いつか絶対シバくからな」
「ふふ、それは楽しみですねえ。千刀流ってどれぐらい凄いんですか? 正直千は多すぎると思うんですけれど。それとも単に多いものの例えですか? にしてもそんなに入りませんよねえ。多くて穴は三「よし黙れ」
「それより何。どの真庭ですか?」
「真庭蟷螂。あんた何だその爪は」
「……すみません」
「いや、すみませんじゃなくって。あんたそういうキャラじゃないだろ。別にしたって構わないけどさ、一応校則で禁止されてるから」
「いいじゃないですか。校則にはマニキュアを禁止するなんて一言も書いてませんよ?」
「学校生徒として相応しい格好をするようにと書いてあるだろ」
「爪を塗ったら相応しくないのですか? おかしいですね、おかしいですね、おかしいですね、おかしいですね。いいじゃありませんか蟷螂は普段から真面目なのですし。それぐらいは許してあげれば」
「例外や差別を認めるわけにはいかないんだよ」
「わたしは最近皆さん諦めたのか、何をしても許してもらえるようになりましたけど」
「あんたは特別だ。もう堕ちるところまで堕ちてしまえ」
「ふむ。風紀指導はあくまで学校の為ではなく生徒の為であるという建前を押し通すおつもりですね? そちらがそのつもりなら、わたしが受けて立ちましょう。存分に熱く論じ合おうじゃありませんか、ベッドの中で」
「ベッドの中である必要が何処にあるんだ……おい真庭三人。こいつどうにかならないのか」
「まとめて呼ぶなよ。それにどうにかしてどうにかなるんだったらとっくにどうにかなってるって」
「蝶々に同意」
「確かにな」
「おい身内にも見捨てられてるぞ真庭喰鮫」
「実際に捨てられてないだけマシです。ふふふ、そして貴方はもうわたしの術中にある事にお気づきなさい」
「何の話だ……」
「あと三秒でチャイムがなります」
「は『キーンコーンカーンコーン』」
「……計算どおり」
「デスノートに名前書いてやろうか?」
* * *
「叱られた割に何か楽しそうだよな、蟷螂どの」
「楽しいのではなくて嬉しいのですよ、蝶々」
「ふうん。あんたなんか知ってんのか」
「わたしは何でも知っています」
「それが事実っぽいところが怖いよな……」
* * * * *
……お粗末。愛があるか微妙なのにエロい七蟷が好きです。
四巻読み直して、やはり七←蟷は絶対じゃないかと思いました。
その前のとがめさんの事はボロボロに貶してるのに褒めすぎである。兄さん滅茶苦茶現金。
正直管理人マニキュアとかよくわからないんですが。
人が塗ってるの見るのは好きですけどね。友達が前やってた黄色が元気で可愛かったです。
自分はやらないけどね。爪以外に絶対磨かないといけないところがあると思うし。
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