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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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・英語の勉強。
・ハリポタの最終巻最後まで読む。
・部屋の片付け

これだけ何だけどね。
一番上が一番ネックだ。頑張ろうー。

拍手返信。

季緒音さん

私の場合は中学校の時からやってましたけど、親に黙ってでしたね。悪い子なので(笑)
それに私の文は全然素敵じゃないですし……まあ精進中なのです。
李緒音さんがサイト作成できるように祈っております。ではでは。


追記で蝶鴛前提の喰鴛の続き。

* * * * *
2.
 
行為の後、思い切り嘔吐した。地面に広がる吐瀉物がまた汚らしく、胃液が次々と吐き出される。
男は自分の背中を裏など何もない優しい手つきでさすり、更に苦しむ自分の口に手を入れて、全て出してしまえとばかりにその行為を促進させた。
 
それでも、涙は止らない。
 
「きもちわるい」
 
真実の言葉を吐き出せば、慮るような事を言ってくる。ああ、その優しさは良くない。とてもとても、気持ちが悪い。
 
「あんた、何であたしを抱いたの」
 
あなたが好きだといったでしょう、と喰鮫は笑い続けた。
 
ああ、なんて最低なのだろう。自分自身が、汚らわしい。
しかしそんな事など考えられない程に、今の自分は憔悴しているのだろう、と俯瞰した自己分析。
 
「蝶々」
 
彼は最後になんと言っただろうか。思い出せない。こういう物って大抵、忘れられないのじゃないのだろうか。思い出せない。何も、思い出せない。そもそもどうして彼は死んだのだろう。どうして。愛してると、言ったくせに。愛してるくせに死ぬなんて、そんなのは駄目だ。惨い、とそんな身勝手を思う。
 
わかっている。結局自分は自分の楽な方にしか物事を考えられないのだ。それは弱さだと、誰かに言われた。それでもいいと、認めてくれた彼がいた。それを弱さと呼ぶならば、彼は強かったのだ。他人の傷口に一等手を差し伸べるような、例え自分が死にかけても誰かの為に笑えるような、そんな。ああ、だから好きだったのだ。好きになったのだ。自分がどう足掻いても手に入れられない物を自然に持っている彼が、愛しかった。欲しかった。所有したくなった。それが本当の所だろう。結局、何処までも何処までも自分の事しか考えていない自分は、死んでしまったという彼を思って泣く。彼が死ぬぐらいなら、自分が死ねばよかった。そうすれば傷つかないと――ただの我侭だ。
 
ふらり、と立ち上がる。地面に映る自分の影だけが見える。陽炎のように、揺れていた。
 
「も……いや……」
 
部屋まで送りましょうか、と撫でるような声音。わかっている、どうせこの弱さに付け入ろうとしているのだろう。これはそういう男だったはずだ。自分がそういう女なのと同様に。
 
ああ、そうだ。よそ者の彼の疎外感を、自分は利用したのだ――と思い、泣きたくなった。
既に泣いてしまっているから、その願いは叶わないのだけれど。
 
「いい――一人にさせてよ」
 
喰鮫は「そうですか」とあっさり引いた。
体が重たい。とてもとても重たい。引きずるようにして、歩いた。影だけが見えている。一つの影だけが、見えている。自分の家は、部屋は――一体何処だったのか。
 

* * * * *
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