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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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最近人様の蟷七がたくさん見れてしあわせ。
個人的に平仮名で書いた方がぱやーって感じが出ると思うんですけどどう思いますか(どうでもいいです)

こう……心から思って確認するときは「幸せ」で、ふと心から浮んでくるのは「しあわせ」。
ごめんなさい凄い下らないこだわりです。
平仮名は、どちらかといえば人間の本能的な物を指すような気がしている。或いは幼児的な。
実際には、漢字から平仮名が出来たんですけど、日本人が最初に習うのは大抵平仮名からですもんね。
だから、まず平仮名ありきで、それが変換されて漢字になるんだと思ったり。
漢字に変換する余裕がないか、その理性が無いときは平仮名表記何だと思います。

以上、中二病重症患者といわれました珀よりぼやきでした。


友人が40000HIT記念絵を描いてくれました。ありがとう!
だけどそこに書いてあった横文字を見て「鼻炎チャンス凡ヘアー?」と一瞬読んだ自分はこれからも永遠に英語が苦手なんじゃないかと思っています。
英語頑張って勉強したいんだけどな。英語の本原書で読みたいし。


つづきに喰鴛の続きだよ。今回どっちか言えば蝶鴛。地味に書いてます。これ何話ぐらい行くんだろうな……正直何方も読んでないんじゃないだろうかと思ってる(苦笑)

* * * * *
3.
 
貪るように眠った。徒労感で満たされている体を、畳の上に横たえて。犯された。別に、好きでもない相手に体を許すのは慣れている。それでも嫌だった。だけど、嫌悪感だとか、そういう感情が表に出てくる余裕はなかった。つらかったのは事実だ。心の底から抵抗もしていたと思う。当然心に関係なく体は愛撫に反応したが、脳だけは酷く冷めていた。冷めていたというより、空。まるで何も、入っていない。
喰鮫は酷く丁寧に自分を抱いた。その優しさは、やはり気持ちが悪かった。
 
鴛鴦、と呼ぶ声がする。釣られるように――吊られるように右手を持ち上げる。まるで人形だ。
うつ伏せになっていた身体、顔だけを横に向け、薄い視界で見上げた。
そこにいるのは予想通り愛しい彼だったので、何だか涙が出てしまった。
 
「ねえ、蝶々――」

 
あたしのこところしにきてくれたの、と自分は笑った。彼は顔をしかめた。ああ、そうだ、きっとこういう顔するのだ、わかっていた。優しいから。殺してなどくれないのだろう。そして勝手に死んでしまうのだ。その優しさは自分が欲しかった物で、しかし持てなかった物だった。彼は自分の為に自分より先に死のうとする。自分は自分の為に、彼より先に死にたい。行き着く先が同じと言うのはどこかくすぐったくて、そして何の救いももたらさなかった。
 
「ちょうちょう」

 
愛してるの。愛してたの。ごめんね。ずっと好きだから。本当に好きだったから。卑怯だったけど嫌いだったけど、本当に愛してたから。利用してたけど嫉妬してたけど、好きだった。ねえ、あたしの思いも願いも行動も、全部全部不純だったけど、綺麗なところなんて少しもなかったけど、好きだった、よ、と。
 
彼は困ったように笑う。妄想は、まるで現実的だった。ならば悪くない。このまま永遠に眠っていよう。現実の世界など、否定してしまえ。
 
悪い夢でも見たのかよ、と蝶々は言う。ああ、そうだ。悪い夢だったのだ。全部、全部夢。紛い物だったのだ。だって今、ここには蝶々がいる。死んでなんかいない。生きてる。笑ってる。愛してる。愛してくれる。それでいい、彼の生が唯一の真実で構わない。
 
頷いてみせると、大丈夫だと頭が撫でられる。くすぐったい温もり。温もり。暖かい。暖かい感触。感触がある。ああ、この世界は夢なんかじゃ、ない。
 


頭を撫でる拳に指を這わせた。この手で彼は人を殺す。この手で彼は自分を抱く。嗚呼、何て優しい手。


 
「すき」
 

ねえ、ずっと、一緒だよ。
 
* * * * *
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