日々考えている事とか考えていない事とか。
各種ネタバレ取り揃えております。
人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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どうでもいいですが、B.A.S.A.R.A.で一番好きなキャラは伊達さんです。声が大好きです。中井さん!
二番目は明智さんです。あんなに見た目Mくさいのにノリノリで加虐趣味で変態な所にときめきました。
一通り虐殺し終わった後の、やりとげたって感じの首の動きがえろくて好きです。
何この変な人ーっ! みたいな。
という話を何故かしたくなりました。本当になんでかわかりません。
鳳凰総受の四つ目。
どうしよう、真面目に収集が付かない……っ
禁断の夢オチすら使えねーんですが私はどうすれば……
二番目は明智さんです。あんなに見た目Mくさいのにノリノリで加虐趣味で変態な所にときめきました。
一通り虐殺し終わった後の、やりとげたって感じの首の動きがえろくて好きです。
何この変な人ーっ! みたいな。
という話を何故かしたくなりました。本当になんでかわかりません。
鳳凰総受の四つ目。
どうしよう、真面目に収集が付かない……っ
禁断の夢オチすら使えねーんですが私はどうすれば……
* * * * *
「……何と言うかな」
海亀は、狂犬に抱きつかれている鳳凰(二十代版)を見つめて、疲れたように笑った。
「懐かしいな」
「懐古している場合か海亀どの……っ」
「もうわしは色々と疲れたわ。寝る」
「海亀どのっ」
「何で若返っとるんだ」
ありえんだろう、と再び溜息を付く。
非常識だと放置の方向、常識だと諦観の方向に進むしかないという(本人にとっては)由々しき事態だった。
「ありえぬと言われても、今ありえているのだから仕方がないだろう……人鳥もだぞ?」
「ほらおじいちゃん、人鳥ですよー」
「誰がおじいちゃんか」
笑顔全開の喰鮫が、大切そうに抱いた人鳥(らしい赤ん坊)を海亀に差し出した。
往々にして、何時の時代でも何処の空間でも、幼児というのは可愛いものである。
「……可愛いじゃないか」
「海亀どの……」
鳳凰は肩を落とした。その上に、遠慮なく狂犬がのしかかる。
「とりあえず頭領全員呼んで来たらいんじゃない?」
「ただ騒ぎが大きくなる気もするが」
「……しかし何か知っている者がいるかもしれぬぞ」
「それはそうなのだが……」
まあ、蝶々や蜜蜂、鴛鴦辺りはいいだろう。
寧ろ呼んで欲しいぐらいだ。
問題は。
鳳凰は頭を抱えた。
「絶対無意味に騒がれる……」
「既に騒いでおるがの」
「ならば止めてくれ!」
悲痛な叫びは黙殺される。
沈黙は凶器だ。
「鳳凰、そんなに辛気臭い顔をするものではありませんよ」
「他人事だと思って……」
「わたしは自分の身に起こったとしても別に気にしませんよ? 寧ろ喜びますね。若返れるなんて羨ましい」
「物は言いようだが」
少しだけ思考してみる。
確かに若返って損はないような気も――
「!」
自分の腕を、肩から指先までなぞるように触ってみる。
喰鮫が首を傾げた。
「どうかしましたか、鳳凰?」
「いや――」
続いて反対側。最後に、真剣な顔をして顔に触れる。
何かを確かめるように、額から頬へと。そこで、疲弊とも安堵とも取れない溜息を吐いた。
「どうした?」
「駄目だ……我には、元に戻る理由がある」
困ったように、顔に手を当て、そして言う。
「今までくっつけた分の体が戻っている……」
「……ああ」
鳳凰の忍法の一つ、忍法『命結び』。相手の死を条件に、体の破片を接続する技。
「この年頃では大した力が手に入っていないだろうな」
まだ、積極的に体を代え始めたばかりの頃だ。
その言葉は声には出さない。
自分の肉体を所有している事が嫌になった、時期の話。
人格を変えて直ぐの、頃だ。
狂犬が言う。
「じゃあ、戻らなきゃねー……うー残念だわ……」
「心の底から残念そうにしないでほしいものだな、狂犬」
「残念ですね、残念ですね、残念ですね、残念ですね」
「おぬしもだ喰鮫……」
「では――残りの頭領を呼んでくるぞ、鳳凰」
「ああ。人鳥がどこからあの妙な桃を仕入れてきたのか調べぬとな」
* * * * *
「……何と言うかな」
海亀は、狂犬に抱きつかれている鳳凰(二十代版)を見つめて、疲れたように笑った。
「懐かしいな」
「懐古している場合か海亀どの……っ」
「もうわしは色々と疲れたわ。寝る」
「海亀どのっ」
「何で若返っとるんだ」
ありえんだろう、と再び溜息を付く。
非常識だと放置の方向、常識だと諦観の方向に進むしかないという(本人にとっては)由々しき事態だった。
「ありえぬと言われても、今ありえているのだから仕方がないだろう……人鳥もだぞ?」
「ほらおじいちゃん、人鳥ですよー」
「誰がおじいちゃんか」
笑顔全開の喰鮫が、大切そうに抱いた人鳥(らしい赤ん坊)を海亀に差し出した。
往々にして、何時の時代でも何処の空間でも、幼児というのは可愛いものである。
「……可愛いじゃないか」
「海亀どの……」
鳳凰は肩を落とした。その上に、遠慮なく狂犬がのしかかる。
「とりあえず頭領全員呼んで来たらいんじゃない?」
「ただ騒ぎが大きくなる気もするが」
「……しかし何か知っている者がいるかもしれぬぞ」
「それはそうなのだが……」
まあ、蝶々や蜜蜂、鴛鴦辺りはいいだろう。
寧ろ呼んで欲しいぐらいだ。
問題は。
鳳凰は頭を抱えた。
「絶対無意味に騒がれる……」
「既に騒いでおるがの」
「ならば止めてくれ!」
悲痛な叫びは黙殺される。
沈黙は凶器だ。
「鳳凰、そんなに辛気臭い顔をするものではありませんよ」
「他人事だと思って……」
「わたしは自分の身に起こったとしても別に気にしませんよ? 寧ろ喜びますね。若返れるなんて羨ましい」
「物は言いようだが」
少しだけ思考してみる。
確かに若返って損はないような気も――
「!」
自分の腕を、肩から指先までなぞるように触ってみる。
喰鮫が首を傾げた。
「どうかしましたか、鳳凰?」
「いや――」
続いて反対側。最後に、真剣な顔をして顔に触れる。
何かを確かめるように、額から頬へと。そこで、疲弊とも安堵とも取れない溜息を吐いた。
「どうした?」
「駄目だ……我には、元に戻る理由がある」
困ったように、顔に手を当て、そして言う。
「今までくっつけた分の体が戻っている……」
「……ああ」
鳳凰の忍法の一つ、忍法『命結び』。相手の死を条件に、体の破片を接続する技。
「この年頃では大した力が手に入っていないだろうな」
まだ、積極的に体を代え始めたばかりの頃だ。
その言葉は声には出さない。
自分の肉体を所有している事が嫌になった、時期の話。
人格を変えて直ぐの、頃だ。
狂犬が言う。
「じゃあ、戻らなきゃねー……うー残念だわ……」
「心の底から残念そうにしないでほしいものだな、狂犬」
「残念ですね、残念ですね、残念ですね、残念ですね」
「おぬしもだ喰鮫……」
「では――残りの頭領を呼んでくるぞ、鳳凰」
「ああ。人鳥がどこからあの妙な桃を仕入れてきたのか調べぬとな」
* * * * *
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