日々考えている事とか考えていない事とか。
各種ネタバレ取り揃えております。
人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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リク表
・鳳凰総受
・左鳳
・人喰
・蟷七or鳳七
神総受の続き。
収拾付くのか真面目に不安だわー。
後何話ぐらいになるのか見当も付かないよ。
左鳳は神総受に吸収される形でよいかなあ。
・鳳凰総受
・左鳳
・人喰
・蟷七or鳳七
神総受の続き。
収拾付くのか真面目に不安だわー。
後何話ぐらいになるのか見当も付かないよ。
左鳳は神総受に吸収される形でよいかなあ。
* * * * *
「鳳凰っ! あーもう可愛い可愛い可愛いっ!」
「三十を過ぎた男に言う台詞ではないぞ」
「かーわーいーいーっ! 喋ってる!」
「喋っているだけで可愛らしいのは赤ん坊だけだと思うのだが……」
先刻部屋に飛び込んで来て、現在進行形で鳳凰に頬ずりをしている狂犬を見ながら、蟷螂と喰鮫は会話を交わした。助ける気はなかった。
「……喰鮫」
「会ったから事情を話したまでです。まさかこんな事になるとは」
「確信犯だな……それより、それは」
「え、これですか? ふふふ、何だと思います?」
喰鮫は抱き上げている、布にくるまれた塊を掲げて見せた。
瞬間、泣き声がその布の奥から聞こえる。
「……喰鮫」
「人鳥ですよ、ああ、可愛いですね、可愛いですね、可愛いですね、可愛いですね!」
「待て……人鳥?」
人鳥は確かに若いけれど。若いというより幼いといった形容がよく似合うけれど。
「どうやら人鳥も若返ってしまったようですね。この様子では人鳥が主犯ではないようですし、事情を聞くのも無理ですね。困りましたね、困りましたね、困りましたね、困りましたね。一生戻らなかったらどうしましょう」
「嬉しそうだな」
「人鳥の成長過程を改めて観察できるのですよ? 調教は若い内とも言いますしね」
「ぬしが道を外したら真先に首を刈り取ってやるから安心しろ」
「ああ楽しみですね、楽しみですね、楽しみですね、楽しみですね」
「既に外しているようだな……」
「もうこのままでいいんじゃない? 可愛いわんっ」
「狂犬……息が苦しい……というかこのままでいいわけがあるか。なあ蟷螂」
「そうだな」
「元に戻ったらまた身長抜かれるわよ」
「…………」
「蟷螂!? おぬしまさかそんな子供みたいな理由で人の運命を決める気ではないだろうな」
「何を言っている、鳳凰。わたしがそんな人間に見えるのか」
「そうか……いや、悪かった」
「だが若い方が可愛げがあるな」
「蟷螂!」
「……何をやっとるんだ、おぬしらは」
年甲斐もなくぎゃーぎゃーという騒音に満ち溢れていた室内に、また一人。
喰鮫は人鳥に頬ずりをしながら、入ってきた男に言葉を返す。
「おや、海亀。楽しいことになっているのですよ」
「楽しくない!」
「楽しいわよんっ!」
「面白くはあるな」
「だから蟷螂!」
* * * * *
「鳳凰っ! あーもう可愛い可愛い可愛いっ!」
「三十を過ぎた男に言う台詞ではないぞ」
「かーわーいーいーっ! 喋ってる!」
「喋っているだけで可愛らしいのは赤ん坊だけだと思うのだが……」
先刻部屋に飛び込んで来て、現在進行形で鳳凰に頬ずりをしている狂犬を見ながら、蟷螂と喰鮫は会話を交わした。助ける気はなかった。
「……喰鮫」
「会ったから事情を話したまでです。まさかこんな事になるとは」
「確信犯だな……それより、それは」
「え、これですか? ふふふ、何だと思います?」
喰鮫は抱き上げている、布にくるまれた塊を掲げて見せた。
瞬間、泣き声がその布の奥から聞こえる。
「……喰鮫」
「人鳥ですよ、ああ、可愛いですね、可愛いですね、可愛いですね、可愛いですね!」
「待て……人鳥?」
人鳥は確かに若いけれど。若いというより幼いといった形容がよく似合うけれど。
「どうやら人鳥も若返ってしまったようですね。この様子では人鳥が主犯ではないようですし、事情を聞くのも無理ですね。困りましたね、困りましたね、困りましたね、困りましたね。一生戻らなかったらどうしましょう」
「嬉しそうだな」
「人鳥の成長過程を改めて観察できるのですよ? 調教は若い内とも言いますしね」
「ぬしが道を外したら真先に首を刈り取ってやるから安心しろ」
「ああ楽しみですね、楽しみですね、楽しみですね、楽しみですね」
「既に外しているようだな……」
「もうこのままでいいんじゃない? 可愛いわんっ」
「狂犬……息が苦しい……というかこのままでいいわけがあるか。なあ蟷螂」
「そうだな」
「元に戻ったらまた身長抜かれるわよ」
「…………」
「蟷螂!? おぬしまさかそんな子供みたいな理由で人の運命を決める気ではないだろうな」
「何を言っている、鳳凰。わたしがそんな人間に見えるのか」
「そうか……いや、悪かった」
「だが若い方が可愛げがあるな」
「蟷螂!」
「……何をやっとるんだ、おぬしらは」
年甲斐もなくぎゃーぎゃーという騒音に満ち溢れていた室内に、また一人。
喰鮫は人鳥に頬ずりをしながら、入ってきた男に言葉を返す。
「おや、海亀。楽しいことになっているのですよ」
「楽しくない!」
「楽しいわよんっ!」
「面白くはあるな」
「だから蟷螂!」
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