日々考えている事とか考えていない事とか。
各種ネタバレ取り揃えております。
人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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どうせ明日には消える気持ちだから今大切にしておきたいです。
拍手は二週間毎に代えようかと思ってます。ちょっとネタが浮かんだから刀ばっかり。予定ですけど。
同空間同設定で、メインキャラを変えて書いていく方式に挑戦してみたいと思わなくもないです。
最初は蟷七だから、その後 七七→七とが→とが+否→否左 ぐらいやってみたいなあと。
予定は未定だけどね。
ただ書いてみたら姫様ととがめさんが幼馴染っぽい設定になっちゃってどうしようと思った。
後、今週末エチャの主催したい。ではなく、します、多分。刀語原作オンリーエチャをやりたいです。
うん、まあ主催とかいいながら、一人でエチャ室篭ってると思います、よ。
土曜日はガッコなので、多分土曜の夜九時ぐらいから。その辺は未定。
続きに鳳総受二話目。
拍手は二週間毎に代えようかと思ってます。ちょっとネタが浮かんだから刀ばっかり。予定ですけど。
同空間同設定で、メインキャラを変えて書いていく方式に挑戦してみたいと思わなくもないです。
最初は蟷七だから、その後 七七→七とが→とが+否→否左 ぐらいやってみたいなあと。
予定は未定だけどね。
ただ書いてみたら姫様ととがめさんが幼馴染っぽい設定になっちゃってどうしようと思った。
後、今週末エチャの主催したい。ではなく、します、多分。刀語原作オンリーエチャをやりたいです。
うん、まあ主催とかいいながら、一人でエチャ室篭ってると思います、よ。
土曜日はガッコなので、多分土曜の夜九時ぐらいから。その辺は未定。
続きに鳳総受二話目。
* * * * *
「事情は概ね諒解した」
「さすが蟷螂は理解が早いですね」
「諒解したが、何故ぬしは鳳凰の上に乗っている?」
「言ったじゃありませんか。按摩ですよ」
「いいから退いてやれ」
「仕方ありませんね」
そこで漸く喰鮫は鳳凰の上から退き、鳳凰は体勢を立て直した。
「……で、どうします、鳳凰」
「どうするというか……どうにかしたいのだが」
「人鳥を見つけてくるというのが一番手っ取り早いのではないか?」
「確かにそうですね。どうやらその桃とやらに原因があるようですし。では、行ってらっしゃい」
「……わたしが行くのはいいが、ぬしは何故残る気なのだ」
「この状態の鳳凰を一人にしておくと不安だからですよ」
「別に我は大丈夫だが。幼子になったのならともかく、十年ほど若返っただけのようだし……というか、おぬしといるほうが不安だ。寧ろここにいるな」
「そんなに警戒することないじゃありませんか」
「……確かに一人で残すと不安ではあるな」
「蟷螂……?」
「状況説明をぬしだけでしても説得力がないだろう。わたしが残ろう」
「……確かにそうだが」
「ならばわたしが人鳥を探してくるのですか? まあ、それでも構いませんが」
そういいながらも少しだけ名残惜しそうに後ろを振り返り、喰鮫は部屋を抜け出した。
ぴたり、と戸が再び閉められる。
沈黙が僅かにあって――蟷螂は鳳凰の顔を凝視していた。
訝しげに首を捻る鳳凰。
「何だ、蟷螂」
「…………」
「っ!?」
頬を両手で挟まれ、顔を近付けられた。
ああ、なんだか違和感があると思えば、身長も縮んでいるのだ。
そんな現実逃避をしつつ、しかし目前にある男の顔から目はそらせない。
「か、蟷螂……?」
一体どうした。長い付き合いになるが、この男の行動はいまいち読めないところがある。
というか近い。顔が近い。ついでにいうなら身体も近い。
「いや」
そこで蟷螂はうっすらと、微笑んだ。
「懐かしいなと思ったのだ」
「……そうか」
「ぬしにもそんな頃があったのだったな」
そういいながら、ぎゅっと体を抱きしめられる。
「……蟷螂」
「懐かしい」
楽しそうに笑うものだから、振り払えなくなってしまった。
* * * * *
「事情は概ね諒解した」
「さすが蟷螂は理解が早いですね」
「諒解したが、何故ぬしは鳳凰の上に乗っている?」
「言ったじゃありませんか。按摩ですよ」
「いいから退いてやれ」
「仕方ありませんね」
そこで漸く喰鮫は鳳凰の上から退き、鳳凰は体勢を立て直した。
「……で、どうします、鳳凰」
「どうするというか……どうにかしたいのだが」
「人鳥を見つけてくるというのが一番手っ取り早いのではないか?」
「確かにそうですね。どうやらその桃とやらに原因があるようですし。では、行ってらっしゃい」
「……わたしが行くのはいいが、ぬしは何故残る気なのだ」
「この状態の鳳凰を一人にしておくと不安だからですよ」
「別に我は大丈夫だが。幼子になったのならともかく、十年ほど若返っただけのようだし……というか、おぬしといるほうが不安だ。寧ろここにいるな」
「そんなに警戒することないじゃありませんか」
「……確かに一人で残すと不安ではあるな」
「蟷螂……?」
「状況説明をぬしだけでしても説得力がないだろう。わたしが残ろう」
「……確かにそうだが」
「ならばわたしが人鳥を探してくるのですか? まあ、それでも構いませんが」
そういいながらも少しだけ名残惜しそうに後ろを振り返り、喰鮫は部屋を抜け出した。
ぴたり、と戸が再び閉められる。
沈黙が僅かにあって――蟷螂は鳳凰の顔を凝視していた。
訝しげに首を捻る鳳凰。
「何だ、蟷螂」
「…………」
「っ!?」
頬を両手で挟まれ、顔を近付けられた。
ああ、なんだか違和感があると思えば、身長も縮んでいるのだ。
そんな現実逃避をしつつ、しかし目前にある男の顔から目はそらせない。
「か、蟷螂……?」
一体どうした。長い付き合いになるが、この男の行動はいまいち読めないところがある。
というか近い。顔が近い。ついでにいうなら身体も近い。
「いや」
そこで蟷螂はうっすらと、微笑んだ。
「懐かしいなと思ったのだ」
「……そうか」
「ぬしにもそんな頃があったのだったな」
そういいながら、ぎゅっと体を抱きしめられる。
「……蟷螂」
「懐かしい」
楽しそうに笑うものだから、振り払えなくなってしまった。
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