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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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みたいな二日目。このパロは私が使っていいのかかなり迷う。あと一日。



今日驚いたこと。美術の試験に
「一点透視図法を使って『サイコロのある風景』を描き、テーマを書きなさい」という問題が出た。

ちょ、おま、ここ普通のがっこw 
みたいな変な電波が流れました。多分皆思ったはずだ。ていうかサイコロのある風景てどんなですか先生。
思わず『サイコロジカル』とか書きたくなったけど自粛。兎に角サイコロ書きまくりました。


今日感動したこと。
エンバーミング知ってる方が居たこと(割と好きなのに知ってる人が少ないんだよ!)


今日悲しかったこと。
友人にジョジョを勧めたら「やだよ読まないよ」「何でさ」な会話の後に

・絵が駄目
・絵がグロイ
・絵が駄目
・絵が駄目
・唇が緑
・絵が駄目

って言われたことか……どうやら劇画は現代女子には駄目なようだ……確かにグロいけども……



うん。たーのしっ(とりあえず言ってみるのが最近のマイブーム)


拍手返信


鼎さま

いやもう本当すみません。そう言っていただけるとありがたいです……!
これからもどうぞよろしくです。



久我峰さま

最高ですか!? あは……どうもありがとうございます。
遊郭パロは受け組が全員微妙に女々しいのが気になってたんですが、安心しました(笑)
拍手ありがとうございました!



蟷七の妊娠ネタを書こうと思って、母親を色々質問攻めにしたら「……あんたもしかして妊娠したの」と真顔で言われて娘はへこみました。もしかしたらて母さん!
そういえば不良少年×刑事書こうと思って、父親を色々質問攻めにしたら「……お前もしかして犯罪犯す気なんか」と真顔で言われてへこんだのを思いだします。一体私はどんな風に彼らの目に映っているのか。


続きに昨日の蟷七の続き。ていうかこの需要の(少)ない話は何処までやる気なの。


* * * * *

手早くホットコーヒーを二つ入れて、女の前に差し出す。
女は「紅茶の方が好きなのですが」と言いながらカップを受け取った。
前にも聞いた気がするが、そんな物は家にない。

「随分遅い訪問だな」
「来るまでに迷いました」
「………………」

ああ、だから半分、か。
そんな事を思いながら男は自分のコーヒーをすすり、自分がいなかったら如何する気だったのだろうかとぼんやり考える。この寒い中待つ気だったのだろうか。

「で、何の用だ?」
「先ほど言いましたが」
「確かに聞いた。冗談かとも思ったが本当ならおめでとうと言おう。だがぬしが私に態々その事を伝えに来る理由がわからない」
「前から思って居ましたが、鈍い人ですね」
「?」
「きちんと考えてくださいな」

そこで女がコーヒーに口をつけたので、自然会話が途切れる。
仕方がないので考えてみる――突然の来訪の理由を。

自分に用があって来て。
孕んだのだと言われて。

ん?

「鑢七実」
「何ですか」
「相手は誰だ」
「わかりません」
「………………」
「………………」

嫌な予感のようなものが胸にせり上げてきて、女は溜息を吐きながら「それで恐らく正解ですよ」と言った。

「私は、ぬしにやましい事をした覚えがないのだが」
「ご安心下さい、私もありませんから」

半分ぐらい予想していた「何でそんな話になるんですか? いやらしい」という引っ掛けはない。
ある意味良かったと言えなくもない。
否、自分の勘違いの方が良かった。

「ただ、この場合覚えがない事が問題なのですよ」
「どういう事だ」
「大分前になりますが」

私が目的地に着く事が叶わず、偶然貴方に発見された時があったでしょう、と女は言う。
素直に迷っていたと言えと思ったが、言うと後が恐ろしいので流した。
記憶を辿ると確かにそんな事もあった気がする。

「雨に降られていたから家に上げたのだったか」
「そうですね。ここにお邪魔させて頂きました。確かあれは逢魔刻だったと記憶していますが」

そうだっただろうか。雨雲が立ち込めていたので、正確な時間が分からない。

「それから、ここに来て、タオルをお借りして、それまでは覚えています」
「よく覚えているな……」
「ちなみに一昨日の晩御飯は塩鮭でした」
「……………」

「でも」

そこからこの家から帰った記憶がないのです、と女は言った。

「……帰っていないわけはないだろう」
「それは当たり前でしょう。ですが記憶が、そこで途切れているのです」
「記憶力はいいほうだったな」
「一ヶ月前の昼食はエビチャーハンでした」
「………………」

別に世間一般と比べて記憶力の悪い方ではないが、如何せんそんな昔の事まで詳しく覚えていない。

「だから確認に来たのですよ。貴方が覚えていたなら、それで良かったのですが」
「他に記憶の無い場所は」
「ありません」
「……私は、ぬし相手にそんな事はしないと思う」
「私もそう思います。思うのですが――」

可能性を消していって、最後に残った物がどんなに信じられなくても、それが真実なのだそうですよ。
淡々と彼女は言葉を紡ぐ。

「酒で酔って前後不覚、勢いで何をしたのか覚えていない可能性はあると思いませんか」
「可能性で言えばどこまで言っても零にはならぬが」
「でしょう? ですから」

孕んでしまいました――と改めて、鑢七実は言った。



* * * * *

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