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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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リク表

・喰鮫総攻or鳳凰総受
・学パロで銀白→白銀
・反転刀語学パロ百合
・七七
・蝙蝠受
・反転否左
・左鳳
・人喰


しばらく悩んだ末に、何か意外と書いてない川蝙を書こうと思います。喰蝙は連載ってるし白蝙も書いた記憶があるけれど、川蝙って少ないような気がしなくもない。謎。
幼少期、微裏注意。ちょっと裏色強め。


* * * * *

「……っ……あ」
「ん……!」

見てはいけないものを見てしまった、と。
自分の胸には妙な罪悪感がつまっている。
それでも目は興味津々に大人達のその行為を見守っていて、それは隣の蝙蝠も同じようだった。

「行こうぜ、蝙蝠」
「えー最後まで見ねえの?」
「ばれたら気まずいだろ。つーかお前見たいわけ」
「みたい」

何か面白いじゃん、と彼は言う。
同意できない事も無かったが、それでもばれた時の恐れとかの方が先に出る物だから、彼の手を引いてその場を去った。

「きゃはきゃは、川獺のいい子ちゃんー。つっまんねーの」
「そういう問題じゃねーだろ」
「まあな」

あれ、何してたんだろうな、と蝙蝠が聞いた。
わからなかった自分は、疑問系のまま答えを返す。

「何、してたんだろうな?」
「楽しいのかね、あれ」
「おれに聞くなって。でも、何か痛そうだったけど」
「だけど笑ってたっぽくねえ? な、川獺」

やってみようぜ、と言う彼。

「はあ?」
「さっきの」
「んー……」
「やってみりゃわかると思うぜ、多分」
「そう、かもな」

それは多分、規則を破る時の感覚に似た。
禁忌を犯す、快楽。

足の先がぞくぞくと、寒くなる。

「ん……っ」

先刻の事を思い出しながら、どちらともなく口付けた。
舌を差し込んで絡ませる。
彼の舌も同じく絡んできて、唾の混ざるくちゃくちゃという音がした
ついばむ様に何度も何度も唇を合わせ、体が熱くなる。

蝙蝠の頬も僅かに赤くなっているようで、気付けば押し倒していた。

「っ……は……ぁ」
「……んっ」

頬を嘗めて耳を嘗められ首を嘗めて瞼を嘗められて。
互いの体を余すところないよう舌を這わせる。

「こっから、どうすんだろうな……?」
「さあ」

荒い息をしながら、彼に抱きついたまま返した。

「気持ちよかったな」
「そうだな」


それはその行為の持つ意味も重要性も、自分たちが何一つ知らなかった頃の話であり、
「またやろうぜ」と同じくどちらともなく呟いた約束は、幾度となく果されることになる。


* * * * *

ちまい頃の話。偶然目撃しちゃった子供達でした。
普通こういう展開にはならんだろうけどな(それ言っちゃ駄目)
ていうか、微裏、ですよね?(自信ない)
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