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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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ああ、何か私信。
亜芽くんに文章だか何だかを褒められて照れたというか嬉しかったような気もするのだけれど、それ以前に吐くさんって呼ぶなばか。後弁論大会は多分無理。無いわー。後、前から思ってたけど亜芽くんって(^Д^)9mって顔文字似合うよね。横にプギャーってあると尚良し。



何となく、というか、あれですね、やっぱ何と言うか、文章似てたりすると軽く落ちますね。
いや、リアルの話ですが。頑張って捻った表現とかでも、同じ表現他の人が使ってたりして。
パクりじゃねえのかと友人は聞きますが、そこでパクられたとか騒ぐのは自意識過剰な気がするしなあ。
何度か被るぐらいはあると思いますしね。偶然はありうるし。この世には不思議なことなど何もn(ry
大体人を糾弾しようとか思うと、自分は糾弾できるほど出来た人間じゃないって理由で止めちゃうのだった。
ああ、だから反抗期なかったのか自分。何となく納得。



拍手返信

>>遊郭パラレルの蜜蟷の展開にドキドキです! ~の方

あ、えと、ありがとうございます! 励みになります。
蜜蟷は正直書いてる本人も先が見えてないですから(笑)
精いっぱい頑張ろうと思います……拍手ありがとうございました!



オリキャラ企画はとりあえず、試験終わってから参加表明してこよーかと思います。
ちょっと設定変えたから、色々練りたいですし。
しかし何と言うか……うん。オリキャラ紹介で忍法の紹介をした方が良いのだろうけれど、何かネタバレになって嫌な気がするので今から文章で書きます(それで一体何が解決するんだ……)僕の気持ちが解決します。


* * *

真庭逆叉の携帯する刃物は、異常だ。
刃の部分が酷く大きく、しかも初めから設計したのであろう大小さまざまな穴が刃に堂々とあいている。
どう見ても彼女の手には余りそうだし、穴など開いていたら刃物としての威力は減る。
しかも尚悪いことに、その穴の至る所に鎖を通すことで、彼女はそれを持ち歩いている。

まるで役に立たない、造形だけは人の目を引くその武器は――まるで自分のようだと、逆叉は思った。
造形が目を引くとは思わないが、役に立たないというその一点において。


「……何、其」
「刃物に名をつける趣味はございませぬ」

そもそも自分に趣味など無い。
目の前の――童女と形容するに相応しい容姿の人間は、くりくりとした瞳を傾げたようだった。
光沢があるようでいて何の光も映さぬその瞳は、代わりに逆叉の持つ双振りの異形の刃物を見つめている。

「未見。初見。大発見。そんな刃物、見た事無い。それ、本当、刀?」
「よく知らぬのです」
「でも、発見。君、真庭逆叉って言うんだ。忍法――自傷、番兵? 時鐘番兵の、真似?」
「真似と言うよりは似非にございます。それよりも、ご存知なのですか――手前如きを」
「知らない。知らないけど、見えたから」
「見えた――のですか」
「見えた。僕は、そう言う風だから」
「そうですか――しかし、手前に限って言うならば、見えても意味が無いかと」
「誰に限っても、無い。だって、僕にあるのは、言葉だけだから」

見えるのは言葉だけだから、と繰り返し童女は言う。

「でも、君のことは、わかるよ。普通に見れば、僕じゃなく、ても」
「そうですか」
「うん。だって、其――刀? 其、使うんでしょう」
「そう思われますか」
「だって、そうでしょう。そんな大きいの、態々戦闘に持ってくるって事は、そうでしょう」
「ええ――そう思われるのが、必然至極かと」

鎖の音がして、双振りの異形が解き放たれた。

「そっか。じゃあ、殺し合いだね」
「殺し合いなど、ありませぬ――どちらかがどちらかを、殺すだけにございます」
「じゃあ、僕は、君を、ころす、ね」
「ご自由にどうぞ」


童女の体が僅かに揺れる。手を引いた、ようだ――その、刹那。


「……………」
「いたい?」
「痛いです」

足が切れた錯覚――否、錯覚ではなく本当に血が飛び散っている。
じくじくと痛みがあった。

「不思議な方ですね――様々なことが、お出来になる。情報を得たり、何もせぬのに攻撃をしたり」
「不思議、なのは、君、だよ? 顔、ゆがめたり、しないん、だ」
「しのびにございますから」

童女の手が再び、今度は大きく動く。そして今度は――手から血が噴出した。
改めて力を込めようとして、出来ない。大きすぎる刃物は、負傷した手には余りすぎる――

「次」

追い討ちをかけるように同じ肉が抉られた。
大降りの刃が――落ちた。

「これで、駄目、だ、ね。自傷番兵とか、言う忍法――使えない」
「まだ片方――残っておりますが」
「あ、忘れて、た」

痛みがある。
何の間もなく追撃。
左にあった刀も、落ちた。

「でも、駄目」
「……このからくりが真実からくりなのか、貴方の力なのかは存じませぬが――」

手前をこれで封じられるのなら、面白いですね。
そういうと童女は、似合わぬ溜息を吐いた。

「痛いくせに、強がるん、だね」
「痛いですが――痛みなど、怖くはありませぬ」
「嘘だよ」

幾ら修行したって、痛いものは痛いし痛いのは怖いもの。
根性とかの問題じゃない、幾ら君が頑張っても、神経が痛みで僅かに麻痺してしまうもの。

「そうですね――確かに、僅かにでも、神経は鈍りましょう。根性の問題でもありません」
「なら――」

童女の言葉を聞く前に、逆叉は飛び出した。
手の内もわからぬ、見えもしない攻撃をしかけてくる相手に――真っ向から。
まるでしのばず、忍者らしくなく――

しかし、真庭忍軍らしくは、あったのだろう。


「………………」

童女は哀れむような瞳で逆叉を見つめ、再び手を振り上げた。
幾つもの見えぬ何かが逆叉を襲い、全身を真っ赤に染めあげて――


止らなかった。


「!?」

顔色一つ変えず、速度一つ落さず、向かってきた逆叉に再び腕を振り上げ、しかし童女の再度の攻撃にもまるで怯まず、否、怯む怯まないの階級では既に無く――

まだ間合いはあった筈なのに、童女の喉に何かが刺さった。
ひゅう、と音がして――どうやら刺さった何かは、手裏剣のようだ。
何のことはない、手裏剣を投擲しただけである――まるで普通に、平凡に。
まっとうな忍者ならば、当たり前な行動を。


「根性の問題ではなく、性質の回答にございます」


血塗れで、尚彼女は平時と何も変わらない。


「手前には、痛みに対する恐怖がございませぬ」


呟いた彼女は、何故だか自嘲するような笑みを浮かべていた。


* * *

忍法「自傷番兵」

痛みに対する神経の躊躇も精神の躊躇も無い。生まれつきを修行で更に伸ばした結果。
しかし痛みは感じるし血は出るし、血が出ればそのうち死ぬ。
だからあんまり役に立たず、ある程度ならばこの程度、普通の忍者なら習得できている。

腰の刃は紛い物、所謂カモフラ。普通に暗器の類で攻撃する。
少しでも質量を軽くするためと、相手に印象付けて注目させるため大小穴が開いている。
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