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何か壮絶に自分の意思の弱さをのろいたくなる。
生まれてこの方真面目に勉強したことない気がしてきた……ちょっと、一回でいいから全力出して頑張ってみたいのだけれど。出来ないー
意志薄弱児。
オリまに企画が出来たそうで。
結局参加しようかなあと思う。
書く気ないとか言っといて。
だって人様のは書きたいし(←)
やっぱ逆叉さんか。
というわけで、とりあえず続きにコネタを書こうと思います。
書けたら参加しようー
* * *
「……不味い状況なのかもしれませぬ」
「いや、絶対不味い状況ですよ……ど、どど、どうしましょう……」
「とりあえず、この吹雪がやむのを待つのがいいのではないかと手前は思います」
「で、でも、いつ止むかわかりませんし……酷くなったら、困りますし」
「出れば凍死の可能性がございますが」
「こ、ここにいたら、何れ餓死です……」
「その心配はございませぬ」
「へ、え?」
「手前の身体を食べてくだされば「や、やっぱり行きましょう!」
* * *
「……貸せ。わたしがやる」
「お言葉ですが、お疲れの蟷螂さまにやらせるわけには参りませぬ――それでは、手前が実戦を引いた意味がございませぬ」
「先ほどからざくざくざくざく、ぬしが自分の指を切る音が気になって仕方がない。貸せ」
「大丈夫でございます。まさか皆さまの食料に、返り血などつけておりませぬから」
「……器用だな……」
* * *
「暇ですねえ……逆叉、あなたちょっと蜜蜂でも誑かしてきなさい」
「……お言葉に添えますよ「止めんか」
* * *
「逆叉さまは、僕のいう事なら、何でも聞いてくれるんですか?」
「はい」
「ぼ、僕を殺して欲しいと言っても、聞いてくれますか?」
「そう、尋ねられました場合は」
彼女は自分の腰にあった大仰な刃を、少しだけ触って言った。
「この場で私を殺しましょう」
「!? な、なな、なんで……」
「手前は貴方を殺せませぬ」
しかし、主の意に添えぬ駒など世界に必要はありませぬ。
淡々と、彼女は続ける。
「だから、この場で死にましょう」
「……死、ぬ、の」
怖くないんですかと聞くと、彼女は薄らと微笑んだ。
「手前がいなくとも、世界は回りますので」
「そんな、」
「この世界に手前は、いりませぬ」
それは素敵なことでしょう、そう言った彼女は本当に嬉しそうだった。
* * *
「逆叉は、私のいう事なら何でも聞くのですか?」
「はい」
「この場で貴方を殺したいと言っても、聞くのですか?」
「そのようなことは問う必要すらありませぬ」
手前の全ては手前のものではございませぬから。
「つまりませんねえ」
「申し訳ありません」
「では、殺したくなったら幾らでも殺します」
「そうしてくださいませ」
「殺した後、埋葬の希望などはありますか?」
「よろしければ、皆さまでこの肉体をお食べ下さい」
「……ほう」
「人の身体と言うのは割合栄養価が高いと聞きます……餓えは、しのげましょう」
「嫌ですよ気持ちの悪い、あなたの身体なんて」
「そうでございますか」
* * *
真庭逆叉、魚組、人鳥配下。
使用忍法「自傷番兵」
人鳥くんと海亀さんは扱いに困っているけれど、喰鮫さんは喜んで彼女を利用する。そんな感じだと思う。