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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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リク表

・喰鮫総攻or鳳凰総受
・反転刀語学パロ百合
・左鳳
・人喰



左鳳行きます。
なんていうかこの人達、本当に楽しいですね。
最近左右さんが面白くて本気でどうしよう。

* * * * *

「……とりあえず、よくも裏切ったな、と言っておこう」
「返す言葉もない、と返しておこうか」


真庭鳳凰は苦笑した。
左右田右衛門左衛門は、笑わなかった。


「我の事は信じていたのか?」
「信じていたな、残念ながら」
「そうか。悪かっ――」

指で、無理に静止させられる。


「謝ればいいという問題ではないだろう」
「他に言う言葉がない。許さなくていいから謝らせてほしいのだが?」
「断る」

謝られてたまるものか、とはっきり言った。
相変わらず、無表情のままだった。


「お前は殺された相手から謝られて許せるのか」
「さあ……普通許せないだろうが」

おぬしだったら許せるかもしれない、と無責任な言葉。

「最も、殺されたのは許せても――裏切られたのは許せないだろうが」
「……よく言う。ああそうか、お前のそれは私だからな――嘘も吐くのか」

嘲り。
単純な自嘲。

「そうか? おぬしは偽る事こそ多かったが、嘘は吐かなかっただろう」
「お前が何を知っている」
「知っているぞ? 我のこれはおぬしだからな」


自分の顔を撫でるようにしながら、鳳凰は言う。


「今更――だがな」


悪かった、と言った。
そのままただ、涙が流れる。


「いい年して泣くな――みっともない」
「これはおぬしのだと言っただろう」


おぬしが泣いているのだろうよ、と適当に嘯いて。


「……だから嫌だった」


そんな風に毒づきながら、一歩踏み出した。



「まあ、おぬしは向こうについたら里中から私刑される心配をした方がいい」
「理不尽だな。お前も責められる心配をしていろ。よく考えれば私よりお前の方がたくさん殺している」
「……それを言われるとかなりつらいのだが……? しかし元はと言えばおぬしが」
「私が何かしたか? お前が勝手に取り憑かれただけだろう」
「……そうなのだが。不味いな」
「不味いだろうな」
「……おぬし楽しんでるだろう」



(今更元通りなんていかない)(だけどでもそれでも、さ)

* * * * *

裏どころか少しもカプじゃないors
うー……他に何かあればもう一回書くかもです。
個人的に、あの世で仲直りはしてほしいけど、そんな上手く行くわけないと思ってる。
でもまあ、修繕より創造の方を出来れば頑張ってほしいところです。
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