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日々考えている事とか考えていない事とか。 各種ネタバレ取り揃えております。 人間人間3、刀語十二巻まで読了。
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しかも今週土曜日休みやっほーい! うれしいなうれしいな。来週の日曜日は模試だよちょっおまっ!

え、テスト?
まあ、別に私、嫁(世界史)にしか興味ないんで……フラレたけど。

じゃあ今からちょっと出かけますが、置き土産に、五万打記念の吸血鬼パロを書いてたら出来た副産物を置いていきます。
吸血鬼パロで蒼街。


* * * * *

髪を強く掴まれた。そのまま引張られ、漸く目を開くと、吸い込むような白が見える。
その奥に――蒼い血管が、透けた。

ぞくり。

総毛立つような、誘惑。
そそられてしまう、禁忌。

「噛み付きたいよね」

噛み付きたいんでしょう、と少女の声は言う。
答えられずに言うと、更に髪が引かれ――自然、少女の首筋に口付ける格好になった。
唇に感じる微妙な振動。
心臓の震え。
血の、流れ。

「だよね。そうだよね? ぐっちゃんは鬼だもんね。こわーいこわーい吸血鬼。あはは」

唾液が溜まる。
喉が鳴る。
冷たい感触――柔かい感触。
歯を立てればいとも簡単に、肌は破れ、肉は裂かれ、あの甘美な液体は、自分の喉に流れるのだろう。

「鬼。鬼。吸血鬼。人外。化け物。ふふ、いいね。私好きだよ、化け物って」

少女の笑い声が頭に響く。

「ねえぐっちゃん。呑んでいいよ?」

その甘い赦しは何よりの責苦では、あった。
どうして。そんな事。出来るわけも、ないのに。いや、出来る。出来るけれど。それでも――出来ない。

「ぐっちゃんはどうするんだろうね。血が全部抜けちゃった私を見て、もう動かない私を見て、ねえ」

泣くのかな、怒るのかな。それとも。


「――狂うのかな」


許してください。
搾り出すようにした声は、聞こえないふりをされ。

「血っておいしい?」

少女の小さな歯が、自らの首筋に染込んだ。

* * * * *
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